Dr. Per Mollerup 特別セミナー in TOKYO開催しました

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SDA創立50周年記念事業
[WAYSHOWING>WAYFINDING 道を示す]

平成26年10月20日(月曜日)17:30〜19:30

SDA創立50周年記念事業として、東京を皮切りに、大阪、福岡、札幌、富山と全国5ヶ所で行われる「Dr Mer Mollerup 特別セミナー」が、東京六本木ミッドタウンデザインハブにて開催されました。
Dr Mer Mollerupはメルボルンのスインバン工科大学デザイン学科の教授で、専門はコミュニケーションデザイン。1984年から2009年までコペンハーゲン空港のサインデザイン等で有名なDesignlab(デザインラボ)主宰。交通機関、病院、博物館、美術館及び民間施設などのデザインを手がけています。WAYFINDINGやブランディングデザインのデザインコンサルタントとして数々の受賞歴があります。
 
まず氏は、WAYSHOWING(道を示す)とWAYFINDING(道を知る)は相互関係の言葉であること。デザイナーの領分はWAYSHOWINGであることを話されました。
その上で、WAYFINDINGには9つの戦略があること、WAYSHOWINGには7つの要素があることを話されました。

WAYFINDINGについては、人は環境からどのようにして道を知るのか、という論理的観点に立ち返ることが出来る内容の話であり、対してWAYSHOWINGは人をどのようにして、わかりやすく目的地まで辿り着かせることが出来るのかという内容の話でありました。

確かに我々のようなサイン計画に携わる仕事を持つ者は、常にWAYSHOWINGの観点でサイン計画を行っていると、改めて感じることが出来た。同時に、環境から情報を得ることが出来るWAYFINDINGも常に頭に入れ、サインという領域に縛られない観点で仕事をすることの重要性を改めて感じることが出来ました。

今回の特別セミナーは、サイン計画に携わる人にとって、原点に立ち返ることが出来、また、その原点を常に持ち続けて、サインというものと向き合って行かなければならないことを感じる、とても有意義なセミナーでした。

レポート:関東幹事会 井原 由朋

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