九州地区 研究会「ワークプレビュー」行いました

地区研究会「ワークプレビュー」は、会員が関わった仕事を見学、または、発表会を行うものです。
今回見学した新しい「福岡市立こども病院」 は、中部地区の島津氏がサイン基本設計を進められていた物件を、実施において福岡のデザイナーとチームを組み、また、病院が移転する地域の小中学生が参加して進めたプロジェクトです。見学会は、11月の開院に先立ち小学生対象とデザイナー対象の2回行いました。
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9月26日(金)参加:福岡市立照葉小・中学校の小学2年生
大きな病気をかかえた子どもやお母さん、ご家族の気持ちを、デザインの力で少しでも明るくしたい。この大テーマをもとにプロジェクトはスタートしました。デザインコンセプトは「照葉のまち」。各フロアテーマを「森」や「小川」、「光」など、明るく元気になれる「まちづくり」を進めました。ワークショップ形式で、各テーマに応じた絵や切り絵、フロッタージュをこども達にしてもらい、それを担当デザイナーがアートやサインに展開しています。
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全校を代表して、小学2年生が見学しました。
自分たちの描いた絵がデザイナーによってどんなにカッコよくなっているのか…非常に楽しみにしている様子です。見学はデザイナーが引率し、何故ここに、このようなデザインをしたのか、そして、それによって病院にきた人達がどんな気持ちになってくれるだろうか、と解説をしながらの見学です。
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全てのデザインを見て回るのですが、やはり一番興味があるのは自分たちが描いた絵。2年生(当時1年生)が担当したのは「塗絵」。塗絵はガラス面の衝突防止シールに変身していました。「あったー!」「ここにもあったー!」という元気のいい声が病院内に響きわたります。
デザインの楽しさ、大切さが子どもたちに伝わればと思って開いた見学会ですが、この見学会を通して我々も改めてそれを感じることができ有意義なものになりました。

後日、子どもたちから嬉しいプレゼントがありました。
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レポート:九州地区副代表幹事 梅本幸治

10月5日(日)参加:SDA九州地区会員、その他  計30名
デザイナー向け見学会は、プロジェクト概要、ワークショップ手法などを解説。また、院内施設の特徴など建築についても見学しました。参加者の専門が、建築、インテリア、サイン、グラフィックと多岐に渡っていたこともあり、見るところが様々…、総勢30名の引率は(子どもとは違い)手をやきました。
追記:中牟田

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