関東地区 出前授業 in 横浜Mark is 行いました

平成26年9月27日(土)10:00〜16:30

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関東地区のSDA出前授業は、デザインを学ぶ学生に「サインデザインについてもっと知ってもらおう」という趣旨で行っています。
今回で3回目となる出前授業は、横浜みなとみらい地区に新しくできた商業施設マークイズをメインに行われました。
学生は昨年に引き続き東洋美術学校の1年生約65名の参加がありました。

授業は、マークイズを見てもらう前に周辺施設のクーンズスクエアとランドマークプラザのサイン見学から始まりました。
クイーンズスクエアのサインは、17年経った現在でも色褪せない魅力をもっている稀有な事例です。対してリニューアルを行ったランドマークプラザのサインは、躯体は別色への塗装で再利用とし、表示を分かりやすくリデザインするにとどめられているだけなのですが、とても洗練されたものに進化を遂げており、我々幹事会のメンバーにとってもリニューアルの事例として非常に勉強になりました。

ここでいったん外に出てグランモール公園を通り横浜市が設置している都市サインを見学しました。
みなとみらい周囲のマップや誘導サインは、市、交通局、各事業者の協議・調整のもと和・英・中・韓の多言語表示の統一が計られたそうです。

いよいよマークイズへ。この名称は、街の生活中心地して成長し愛されつづけられるようにという想い「Mark Is Here」からきているのだそうです。建物は様々なテクスチャーが摘みあがったような「スタッキング」構成となっていて、案内サインのデザインにも応用されています。誘導サインは樹木をモチーフに地上部は幹と葉、地下部は根を連想させるデザインでこれから成長していく施設にふさわしいものでした。各階EV横には、それぞれ異なるグラフィックアート(工事現場のおじさんなど!)が壁面にペインティングされており、楽しげな演出となっています。

学生にはサインの種類と役割といったことのレクチャーもしたのですが、何よりマークイズという空間の中で表現されているサインの個性やそのコンセプト、デザインの訳などを学ぶことができたことが一番の収穫だったのではないでしょうか。

我々講師陣は午前と午後の講義を終えるとさすがにヘトヘトになったのですが、これを機にサインデザインの楽しさや魅力が少しでも伝わって、サインデザインを志す学生が増えてくれたら幸いです。
来年以降も講義をうけてくれる学生がいれば継続していきたい事業だと実感しました。

参加者:65名
レポート:関東幹事会 竹内征也

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