「幼い頃の夢」 宇佐 曹

 

幼い頃シャチの調教師になるのが夢でした。

私は幼い時から動物が好きで良く両親に動物園や水族館など色んな所に連れて行ってもらった記憶があります。

その中でも、一番記憶に残っているのが幼稚園くらいの時に行った白浜アドベンチャーワールドでした。
アドベンチャーワールドには色んな動物や魚がたくさん飼育されていましたが当時一番人気のあったシャチのショーを見た時幼いながら凄く感動したのを良く覚えています。
大きなシャチが水しぶきを上げながらジャンプをする姿は今でも目に焼き付いています。

小学校高学年くらいなった時期だったろうか幼い頃夢を抱いていた調教師とは別に物作りに興味が湧いて来てきました。

そのきっかけは工作の授業でした。
正直絵は苦手な方で不器用だった自分だったが夢中になり授業が終わっても課題である絵を納得いくまで描いていた事を覚えています。

その作品が市のコンクールではあったが入賞したのがとても嬉しく思えたのを覚えています。
その頃から将来物作りに関わる仕事に就けたらいいなと思っていました。

大学生時代物作りが出来る仕事を探していた時今のサイン・ディスプレイの仕事に出会いました。
当初自分では色んな仕事を調べていたがサイン関係の仕事を聞いた事なく、どういう仕事なのか興味が湧き入社しました。
意外にも身近にある物がほとんどだと知った時、本当に凄い仕事だと思いました。

当たり前のように見る光景ではあるが自分が企画したものが形になり、人の目に触れる喜びや携わった空間が何年も残る嬉しさは、何事にも代え難いものです。

これからも老若男女問わず分かりやすく人に喜ばれるようなサイン・ディスプレイを手掛けて行きたいと思います。

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