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公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA)

日本サインデザイン協会

公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA)は
1965年の発足以来サインデザインの向上と普及を目指した
幅広い活動を続けています

2015サインデザイン大賞 / 安川電機みらい館「ロボティクス・サイネージ」開発プロジェクト / 荻野健司 / 株式会社乃村工藝社

SDA Award 2015 – 安川電機みらい館「ロボティクス・サイネージ」開発プロジェクト / 荻野健司 / 株式会社乃村工藝社

九州地区 定村 俊満

  • 公益社団法人日本サインデザイン協会会長
    株式会社ソーシャル デザイン ネットワークス
    代表取締役

  • sadamura

幸せのデザイン

タイトルの「幸せのデザイン」は、SDAの8人塾で私が担当したテーマで、ここ数年、他のいろんな場所でもこれについてのお話しをしています。
この年になって「幸せ」なんていう言葉を使うのは、ちょっと恥ずかしいのですが、これからの日本の社会に必要な内容だと思って頑張って続けています。
内容を簡単に説明すると、デザインを企業の利益のためだけに使うのではなく、生活者の幸せのために使いましょう。というさらに恥ずかしい言葉になってしまいます。
これまで日本人の幸せの主要因は「収入が増えること」「出世すること」でしたが、2011年の東北の大震災をきっかけに、これが少し変わってきたようなのです。これからの日本人の幸せ感を決める要因は、仲間との連帯感(コミュニティーの充実)や、違った文化や思想をもった人たちと仲良くできること(多様性の受け入れ)だと言われています。
昨年福井で開催されたデザイン学会のテーマも「幸せのデザイン」でした。幸せに関する本もいっぱい本屋さんに並んでいます。どうやら日本は幸せブームのような気もします。
これはアベノミクスの経済優先政策への反発もあるのかと思いますが、ブームでは困ります。

2020年に東京でオリンピックとパラリンピックが開催されます。世界中から異なった文化の人たちや、異なった能力の人たち(障がい者)が日本を訪れます。これらの人たちをしっかりと受け入れるデザインが、日本中で求められるのです。
そして、仲間との連帯感や、違う文化の人たちと仲良くできる、という新たな幸せの要因がここにあります。そのためのサイン計画や交通施設のデザインなどのハード整備も必要ですし、レストランやショップでのおもてなしのデザインも必要です。ボランティアのシステム化も必要でしょう。
2020年は日本が成熟した大人の国になると同時に、日本人の幸せ感を増やすための千載一遇のチャンスなのです。

またまた恥ずかしい内容になってしまいましたが、本気で取り組みたいと考えています。
「幸せのデザイン」はSDAの50周年記念誌できちんと整理して、掲載する予定です。
どうかお楽しみに。