SDA+IIIDTraffic & Transport Infomation Design
SDA国際デザインフォーラム2013 交通モビリティと情報デザイン
日時/2013年10月15日(火曜) PM3:00~
会場/東京ミッドタウン5Fデザインハブ、リエゾンセンター
今回の国際デザインフォーラム開催の経緯は、これまでSDAのコアメンバーがIIIDの海外でのデザインフォーラム等において、日本の事例を発表し交流させていただいて来た経緯もあり、初めてIIIDメンバーが、日本に来日される機会にタイミングを合わせて国際デザインフォーラムの開催となりました。
IIIDは、ウィーンを活動の拠点とするインフォメーションデザインに関する国際的な組織で、交通関連のデザイナー、交通事業者及び学識経験者で構成され、会員はヨーロッパを中心に世界中に約500名の会員を有した団体です。今回はその中心的メンバーのオーストリア在住のMartin Foessleitner氏他5名が来日していただき実現いたしました。
これまでのIIIDの活動テーマが、Traffic&Transport Information Designということに加えて、日本が2020年のオリンピック開催も決まったこの機会に、日本の交通モビリティーや情報デザインの整備など課題も多く、今回はそうした視点にテーマを絞り、発表とディスカッションを行いました。
PRESENTATION-01 Giuseppe Attoma 氏/フランス
共通言語としてのサイン計画
PRESENTATION-02 竹内 誠 氏/日本
渋谷駅ー交通結束駅における案内サインシステム
PRESENTATION-03 Alex Nelson 氏/イギリス
英国チェスター鉄道のインフォメーションデザイン
PRESENTATION-04 若尾講介 氏/日本
鉄道車両デザインの視点
PRESENTATION-05 伊藤 俊 氏/日本
外国語自動放送システム
PRESENTATION-06 Olaf Hoffmann 氏/ドイツ
公共交通の車両ドアのインフォメーションデザイン
PRESENTATION-07 Martin Foessleitner 氏/オーストリア
ウィーン・マニアヒルファー通りのモビリティデザイン
PRESENTATION-08 Wolfgang Peghini 氏/ドイツ
Bosch Tassimoのインターフェースデザイン
8名のプレゼンテーション発表の後、SDA会長の定村氏とIIIDメンバーでもある児山氏が加わり、欧州と日本との情報デザインの違いについて意見交流を行いました。今後の情報共有やSDAとIIIDの更なる交流と繋がりを確認することができた有意義なセッションとなりました。
フォーラム後は、同会場にて交流パーティを行い、フォーラム参加者との意見交換やデザイン視点の違いなどについて議論を深めることができました。
主催/公益社団法人日本サインデザイン協会
協力/公益財団法人日本デザイン振興会
後援/日本デザイン学会・日本サイン学会
レポート:交流委員長 島津勝弘