平成25年10月26日(土)・27日(日)　10:00〜17:00

今年の「広島デザインデイズ」のテーマは、“Power of Design”。
前身のイベントと合わせると今回で５回目の開催となります。多様な分野で活動するデザイン団体、地元のデザイン学校や企業が中心となり、デザインセミナー、デザインプロダクトの展示、ワークショップなどを行いました。

坂手修三氏（SDA中国地区 副代表幹事）のセミナーは、岡山県で展開している「湯原温泉郷活性化プロジェクト」を始めとした様々なプロジェクトの紹介を通して進んでいきました。誘導サイン、はんざきねぶた、次世代電気自動車、オリジナル商品など、カタチとなったそのどれもに、出来上がるまでの興味深い過程がありました。プロジェクトメンバーそれぞれが意見を出し合い、自らの役割と舞台を自覚する、そして同じ志を持ちながら感動を共有する…そこには「人のココロのデザイン」が隠されていました。

続いて、小坂竜氏によるセミナー。商業デザインの場でグローバルに仕事を展開する同氏ですが、机上に留まらず職人達とじっくり時間をかけてデザインを突き詰めていく事を大切にしていると言います。「人」を重視する坂手氏との共通点に、参加者も熱心に耳を傾けていました。

ワークショップは、学生や地元企業の協力で多種多様なものになり、休日という事もあって親子の参加もありました。次回は、PR面など今回の課題も改善しながら「デザイン」をキーワードにより内容の濃い「広島デザインデイズ」にしていこうと思っています。

広島ガス(株)さんには会場を提供していただき、ワークショップではガス機器を使用させて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。

詳しくは、中国地区ブログもご覧ください。
http://sda-c.net

レポート：中国地区広報委員　廣森俊樹