東北・関東合同地区見学会を滋賀・京都にて開催しました

 歴史や自然を継承する街、滋賀県 近江八幡。

 今回は、豊かな自然を継承しつつ、企業理念をそのまま建築にまで体現した菓子メーカー たねやグループのラ コリーナ 近江八幡やユネスコ文化遺産の延暦寺、近江八幡の重要伝統的建造物群保存地区の街並みを訪れました。

 中でも特に印象が強かったラ コリーナについて今回は、レポートしたいと思います。

 近年、企業活動において、「環境と開発は互いに反するものではなく、共存し得るものである」というサスティナビリティの概念に関心が高まっています。

その持続可能な社会実現を目指しているのが ラ コリーナ近江八幡です。

 近江八幡市郊外の里山に広がるラ コリーナは建築家、建築史家の藤森照信先生の手がけた『たねやグループ』の本社も含めた複合施設です。自然と建築が一体となった1つの集落のようなその施設は、まるで物語の中の世界でした。

 施設は自由に散策することができ、ラ コリーナ限定のカステラや、作りたてのどら焼きなど、ここでしか味わえないものを色々と堪能できます。

 今回は事前に見学ツアーをお願いして、通常は入れない場所にも足を踏み入れることができ、施設が出来上がるまでの様々なエピソードや裏話などをうかがうことができました。

 特に興味深かったのは、従業員や地元の学生など様々な人を巻き込んだワークショップ形式で作り上げた施設がいくつもあるということ。メインショップの天井にひろがる蟻のような黒い点(炭)の取付けや、壁面の塗装作業、本社の外装屋根についても、従業員や地元の学生が加工した、いびつな銅板を使用して味わい深い銅屋根がつくられたそうです。

 自ら参加することで、より一層その場所に愛着が持てる。それは、社員にとっても、企業にとっても、地域にとっても、とても幸せなことだと思います。  たねやグループの企業理念は、施設全体のあらゆるものから体感することができました。

 観光地としては京都、大阪、奈良などに押され気味の滋賀ですが、足を伸ばして近江八幡、というのも選択肢としてすごく良いと思います。のんびり散策するもよし、美味しいものを食べるもよし、御朱印集めや藤森建築を堪能するもよし、ということで非常に楽しく美味しい見学会となりました。

 今回は東北、関東の合同ということもあり、普段なかなかお会いできない東北地区の方々ともお話をする機会ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 最後になりましたが、今回の見学にご協力いただきましたラ コリーナ近江八幡の新谷様、そして、参加された皆様には、心より感謝申し上げます。

どうもありがとうございました。

関東地区 野中美由紀

 

 

 

 

 

 

11月30日(金)ラコリーナ近江八幡に伺いました。滋賀県の観光スポットで有名な場所で、なぜお菓子屋さんが?と思っておりましたが、伺って理由がわかりました。

甲子園球場3つぶんという広大な敷地に、メディアでもよく取り上げられる草屋根のメインショップ。カステラショップ。銅屋根の本社棟は藤森先生の設計。八幡山を借景に素晴らしい風景が広がっておりました。

作りたてのカステラやどら焼きを食べる事ができ、その中でもバームクーヘンは目を見張るおいしさでした。

近江商人の「三方よし」の精神を感じ、「自然に学ぶ」を学ばせていただきました。

(2日目)

午前の自由行動では、近江八幡市のかわらミュージアムや旧西川家住宅を見学致しました。

至る所で、近江商人の誠実さを垣間見た感じがいたします。

比延山延暦寺はケーブルで山の上方まで登り、精進料理をいただきました。

凛とした空気の中を歩いていると、心が研ぎ澄まされた感覚になります。

「個々が思いやりの心を持って一隅を照らす人になる」の教えを学びぬいた僧侶の意気込みが伝わってまいりました。

紅葉が綺麗で、心が洗われる思いでした。

(3日目)

自由行動。琵琶湖の方へ伺ったかたが多かったのですが、私は京都へ出かけました。

紅葉シーズンで、海外からの観光客が多い中、竜の天井画を観に建仁寺に伺ってまいりました。他のお寺に比べ、比較的観光客も少なく、ゆっくり見学する事ができました。

直接見る天井画は圧巻でした。

3日間、SDAの仲間と交流でき、秋の芸術に触れる事ができた、大変有意義な交流会でした。

皆様にお会いでき、自分自身プラスになることを勉強させていただきました。

素敵な時間を共有できたことに感謝致します。

ありがとうございました。

東北地区 森由紀

    

 

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