北海道地区主催「ポルトムインターナショナル北海道」見学会ご報告

開催日時:2022年3月6日(日) 参加者 : 5名

ポルトムインターナショナル北海道 https://www.portom.jp/

2020年2月にオープンした、新千歳空港国際線ターミナルビル直結ホテル「ポルトムインターナショナル北海道」の伝統様式を受け継ぐ“粋”の客室、館内に散りばめられた多彩な美術・工芸作品をポルトムインターナショナル北海道様のご厚意によりご案内、見学させていだだきました。

ホテルは、国際線旅客ターミナルビル 4~8Fに位置され、3Fの国際線出発カウンターABとCDの通路中間からエスカレーター入るメインエントランスのほか1、2階にもエントランスがあり、我々はメインエントランスから訪問しました。

この各階3つのエントランスは、空港内の環境との事ともありホテル色よりは、空港色が大きく個人的に感じられましたが、このアプローチを抜けた瞬間から、一気に空港内とは別空間に切替られ、エントランス前から参加者皆わくわくが始まりました。

エントランスから日本食ダイニング「京都 下鴨茶寮 北のはなれ」、アート関連商品が揃う「THE SHOP」、 茶室体験空間「茶室 清風庵」から重厚感のある石貼りのアプローチを通り、ホテルレセプションホールまで向かいます。ホールで一番に目を引くのはアイヌの指導者たちの肖像画を飾る、左官職人久住有生氏が作られた壁一面、この迫力はオーラを感じました。この先にゲストサロンがあり明治モダンなインテリアの中にはオリジナルな江戸名画の名品や工芸品が数多く展示され、もうこのフロアだけでホテル?美術館?ここが空港であることも完全に忘れ満喫させられました。

ホテル内全施設を一つ一つ丁寧に説明いただきました。

案内していただいたのは、フロント担当ソル様。

その中から一つ、通路外からチラ見せさせた奥行きの興味をそそる、本格的な茶室体験の出来きる数寄屋造り「茶室 清風庵」。

全て本物素材で作り込まれてまして、さらに異空間に入り込みました。

実際の時間に合わせた屋外を感じる照明演出や、ここで興味を引いたサインを発見。

飛び石の上に紐で結ばれた石が置いてあり、これは立入禁止や誘導制限を意味すると教えていただきました。ここまでのこだわりと、この視覚的な方法や文字を入れ無いサインって良い感じと考えされました。手前の丸壺もきっとディスプレー的に見せながらも機能を持ってるですね。仕事柄変なところに目がいってしまいまして、空調やスプリンクラーなど、薄型屋根に目立たなく仕込まれてるのも作った苦労も感じれました。

次に客室エリアご案内いただいきました。

客室階エレベータが開いたら目の前にビル中央にある吹き抜け空間にある、巨大な染色インスタレーションが目に飛び込んできました。染色家 吉岡更紗氏の作品です。

事前にWEBの写真で見て知ってたものの、実際の迫力は見入るものでした。

これ以外の写真は、ホテル公式WEBか実際に宿泊し見て感じていただきたいのでこの報告では載せないことにします。

客室は、最上階8階、日本の伝統建築様式数寄屋造の和室広間を中心にレイアウトされた250㎡の「数寄屋スイート」、茶道の文化に通じる自然の素材感を大切にし、モノクロの意匠で構成された「禅スイート」。

日本的な素材やカラー構成されたインテリアと伝統あるアートが楽しめる客室、部屋の窓からは空港の滑走路が見ることができ、ホテル内から見た景色は別世界に感じれました。全客室にオリジナルな北斎漫画が飾られてるのも驚きでした。

本物にこだわり追求されたホテル造り、美術・工芸作品を見学させていただき大変勉強になりました。

お忙しい中、丁重なご案内と時間を割いていただき、ポルトムインターナショナル北海道様ありがとうございました。

北海道地区 株式会社オフィスエム 松川尚史

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