さる2月8日(木)大阪のシンボル「通天閣」の見学会は地元ゆえでしょうか、私を含め初め
て来訪したという会員の方が多数おり、総勢20名での見学会となりました。
先ず、通天閣観光の西上社長より施設の案内をして頂きました。それから最上階の「展望パ
ラダイス」に登り、大坂城を見下ろしたあとは階段で下ります。途中、足元がグレーチングで
開放感抜群のキャットウォークでは肝を冷やしながらの回遊です。終わったあとは膝が震えて
いました。
ネオンのメインコントローラーがある下層部では、大阪クロード松田社長より60周年記念に
全面リニューアルしたLEDシステムのご説明をして頂きました。
道頓堀のグリコと並び、他地域から思う「大阪らしい」サイン=ネオンサインの代名詞の通天
閣ですが、13回目のリニューアルは、LED・ネオン広告を全面的に実施。塔全体のLEDライ
トアップ色を6色から12色へと増やし、月ごとにアイスブルー(氷)やチェリーブロッサム
(桜)、ライトグリーン(若葉)、スカイブルー(空)、イエロー(銀杏)、オレンジ(紅
葉)、エメラルドグリーン(もみの木)など季節感のあるカラーでライトアップされ、15分
毎に次々と色が変化する華やかな演出を堪能しました。近年LEDのみの照明採用が多い中、
全面LEDではなく、それぞれの特性を活かすべくネオン管とLEDを併用するところに通天閣
とともに歩んだ大阪クロード様の60年の企業力を感じました。
JR新今宮駅は「東口」が「通天閣口」と変更されるなど、諸外国の観光客にもわかりやすい名
称に変更されていました。ホテルの建設も予定され、今後さらなる発展が期待されます。
観光客が新世界を訪れるのは「大阪らしい」雰囲気を味わいたいからで、求められる大阪ら
しさを「おもろいこと日本一」というキャッチコピーのもとで提示し続ける通天閣は、内外
ともに求める「大阪」を具現化しているのだと、再認識しました。
最後に今回の研修会でお世話になりました通天閣株式会社様、大阪クロード様に心より
感謝申し上げます。ありがとうございました。
レポート:関西地区 吉川 友佳子