平成25年 8月10日(土)・11日(日) 10:00〜21:00
開催場所:宮城県岩沼市 竹駒神社
SDA東日本大震災復興支援ハートプロジェクトの一環として、被災地宮城県岩沼市竹駒神社において「灯のみち」を開催いたしました。市民・県民にとって親しみのある“日本三大稲荷 竹駒神社”を会場に、約60台の行灯「復興の灯」を灯しました。
行灯の絵柄は、復興への願いや全国からの頂いた支援への感謝などを、地元にある4校の小学校6年生約200人を中心に、SDA東北地区会員や有志によって描かれたものです。また、メッセージボードを設置し、子どもたちの日頃の思い、願いや希望などを、メッセージやイラストにして書いてもらい掲示しました。
前日まではどんより曇りの冷夏、米の生育も危ぶまれる状況でしたが、開催初日には、天候が一変、35℃を超える猛暑日となりました。スタッフからは「夜のイベントだから、開催は夕方近くからのでもよかったね(汗)」と悲鳴でるほど、水分と塩飴を口にしながらの活動でした。そんな猛暑の中、有名な神社だけに、現地で初めてイベントの事を知った方も多く、孫の絵を楽しみに見にお年寄りたちが駆けつけてくれました。夕方になり行灯に火が入る頃には、再度家族みんなで出かけてきてくれ、参道は幻想的な灯の中で賑わいました。
翌日は、地元新聞の朝刊に前夜の記事が載ったせいか、前日よりも盛況となりました。熱心に写真を撮る方、友達同士で自分の描いた絵を見に来た子供たち、その絵を前に記念写真やビデオを撮るお父さんなど、大勢の方に来場して頂ました。
初めての開催で反省点や課題は残りましたが、参加して頂いた市民、協力して頂いた岩沼市役所、竹駒神社からは、1回目にしては概ね成功したのではという好意的な意見が聴かれ、評価を頂きました。
何より震災の風化を防ぎ、被災した方への鎮魂、未来への想いを伝えるために、地元の協力を得ながら市民参加型のまつり・イベントに育てていきたいと強く感じました。この経験を生かし、来年以降も復興への支援という形を柱に、前向きに開催していきたいと思っております。
今後もSDA会員の皆様・関係者の皆様のご協力をお願い致します。
レポート:相蘇裕之(東北地区)