[ 大サイン展 ] 開催に向けて

 

60 周年記念事業実行委員長
公益社団法人日本サインデザイン協会 副会長
渡辺 太郎

 

SDAがこの世に生まれて60年。サインデザインを取り巻く社会環境は大きく変化し、その領域や社会的役割も、案内板や誘導サイン、看板や標識といった従来の枠を超え、社会のニーズに応じて大きく広がってきました。サインデザインは今や、人々の暮らしを豊かにする多くの場面に深く関わっています。

こうした変遷を社会に広く伝えることを目的に、そして60周年を迎えた今こそがその機であるととらえ、私たちはサインデザイン分野では初となる展覧会「大サイン展/伝えるつながる Sign × Society × Story」を開催いたします。会場は東京ミッドタウン・デザインハブ、会期は2026年4月、約1ヶ月間を予定しています。

本展では、SDAの60年の歩みを振り返るとともに、サインを読み解く11のコンテクストを、手法ごとのプロジェクト単位で紹介します(過去から現在)。さらに、デザイナーとサインメーカーによる新技術を活用した仮想コラボレーション展示(未来)を通して、サインデザインの可能性を探ります。過去・現在・未来という時間軸を通して、サインデザインが果たしてきた役割とその進化を多角的に検証・発信する展覧会です。

『環境における新しい価値観を、情報によって創出する』──これこそがサインデザインの本質です。その定義は時にボーダーレスで、曖昧模糊。しかし、だからこそ、多くの可能性とゾクゾクするような、たまらない魅力を持っています。このサインデザインの多面性を会場で大いに感じていただけたらと思います。

また、会期中は本展のテーマに沿ったリレー形式の記念セミナーも企画しております。会員の皆さまには、これらの企画に対し、応援コメントやご協賛をはじめ、さまざまなかたちでのご参加・ご協力、そして何より“連帯”の輪を広げていただければ幸いです。

60周年のお祝いを大いに楽しみましょう。