九州地区 小学校出前授業に参加しました

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デザインスクールキャラバン2014

開催日:平成26年11月21日(金)8:00〜16:00/内授業4時間
開催校:福岡市立南当仁小学校 5年生114名
主催:NPO・FUKUOKAデザインリーグ (FDL)

FUKUOKAデザインリーグは、SDAやJAGDA、JCDなど福岡のデザイン団体がデザインを社会のためにをモットーに活動する団体です。九州地区は普及活動のひとつとしてデザイン出前授業に参加しています。

今年のテーマは、「わたしたちのまちにオリンピックがやってきた」。2020年東京オリンピックが決定し、新国際競技場の景観や経済的に論議がされているが、自分たちのまちをモデルに考えてみた。福岡市は2006年候補地として目指した経緯もあり、将来子どもたちが実現する日も来るかもしれない、そんな夢をみんなで描く。

計画は実際の地形や交通体系を考えながら進める。メインスタジアムは旧福岡城跡の堀や石垣を活用した市民に親しまれる大会会場。ふんだんに太陽の光を取り込んだメインスタジアムや自然に配慮した聖火台が計画された。選手村交流ゾーンでは、土地有効利用のタワーホテルや各国の食が楽しめるガーデンレストラン、閉幕後には市民に永く愛される自然豊かなアートガーデンなど、どの計画も人と自然、まちの歴史に配慮されたものである。 そして、陸上競技ゾーンのサッカー会場では、日本がブラジルに先制点をあげていた。

今年の授業で気づいたことに、自然との調和や交通移動弱者に対する配慮など彼らの意識が高いこと。みんなでつくる「まちづくりプログラム」は今回で5回目、彼らは入学以来先輩がつくる「まち」を毎年見てきた。年を増す毎にまちには緑があふれ、派手な色の建物は減少し、人が楽しく安全に過ごせる工夫がそこかしこに見られるようになった。また、「アジアと共 に」の福岡の特徴であると思われるが、中国・韓国が何らかの形で計画に登場する。今年はレストランの肉まんとチヂミ、その間に寿司がおいしそうに並んでい た。彼らの将来では、ユニバーサルは当たり前になっているだろうと私たちの夢も広がった。

参加団体:DSA, JAGDA, JCD, JIA, SDA 計38名

レポート:九州地区代表幹事 中牟田麻弥

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