熊坂美樹子

「幼い頃の夢」

このテーマをいただき、思い返してみると 子供の頃の将来の夢は保母さんでした。

幼稚園から小学生までは、毎日のように近所の子達と隣の空き地で鬼ごっこやゴム飛びをして遊んでいました。
自分より小さい子達の喜ぶ姿が好きでした。
母に聞くと、幼稚園の時から小さい子達をよく引き連れて遊んでいたようです。
そんなことから 保母さんになりたかったのだと思います。

現在の仕事に進もうと思ったのはいつ頃か?と考えたとき
自宅が会社の2階にあった事で、小さい頃から両親の働く姿を見て育ちました。

毎日遅くまで頑張っている両親の姿を見ていて いつしか私も将来デザインの勉強をし 父の仕事を手伝い助けてあげたいと思うようになりました。

その様な折 昭和57年私が小学6年生の時 第1回技能グランプリが東京国際貿易センターで開催されることになりました。
県から1名ずつ選ばれて競技することが決まりその第1回の選手に父が選ばれ そして全国第二位・銀メダルを受賞しました。

その時の様子をみていた私は、父の努力の姿をかっこ良いと思い、そして将来私も技能グランプリに出場したいと思うようになりました。

 

平成15年その機会をいただけることになりました。
山形県代表選手としてやってみないかと電話をいただいたのです。
私は 挑戦することにしました。

そして 全国第1位 金メダルをとることが出来ました。
小さい頃思い描いた夢が叶った瞬間でした。

応援にきていた 父の喜ぶ姿をみることが出来 何よりもうれしかった事が思い出されます。
唯一 父に出来た親孝行だったと思います。

今回このような機会をいただき 色々思いおこすことが出来ました。
小さい頃の夢だった保母さんにはなれなかったけれど 最近幼稚園のサインの仕事が増え
子供と接する機会が増えました。

子供たちが笑顔になれるようなサインをこれからもより多く作っていけたら、と思います。

ありがとうございます。

 

 

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