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Japan Sign Design Association Official Website

SDA賞SDA賞

第38回(2004年)SDA賞 受賞作

審査経過報告

中岡 覚
社団法人
日本サインデザイン協会
SDA賞委員長
第38回SDA賞は5月14 日に全国8地区で地区審査を行い、地区デザイン賞32点を選出した。一次審査は5月27 日に宮城県宮城郡利府町で行われ、応募総数177点の中から入選82点を選出した。2次審査は、6月4 日に東京都港区で開催され、入選作品の中から入賞作品24点を選出した。
サインデザイン大賞・経済産業大臣賞は、各類の優秀賞の中から、B-3類の『LANVIN BOUTIQUE GINZA』が選出された。二次審査に先立ってSDA特別賞・財団法人日本産業デザイン振興会会長賞の審査も行われ、最終選考に残った6候補の中から『坂野長美氏のサインズ・ジャパン誌執筆活動に対して』に賞が与えられた。
今年のSDA賞の応募は、177点とほぼ一昨年と同じ点数に微減(175点→190点→177点)し、ここ数年の厳しい社会状況を反映する結果になった。
作品については、横浜の『みなとみらい線の地下鉄駅』に見られるように、大規模な公共空間における環境サイン計画や『日本橋1 丁目ビル』に代表される大型ビルサインの応募があり、次年度以降の応募の拡大に期待が感じられた。特徴的な傾向としては、スクラップ・アンド・ビルドからの離脱という社会状況を反映し、『京王プラザホテルサイン』のようなリニューアルサインの応募が多く見られた。また『アイランドシティ港湾施設デザイン』のように、サインデザインの未開発領域への積極的な展開が印象に残った。
■ 応募総数 177点

■ 地区審査 2004年5月14日(土)
東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州各地区において、応募受付作品の審査を実施。
審査員:各地区理事・参与・顧問及びSDA賞委員
審査委員長:各地区代表幹事
審査方法:応募条件の確認、採点による評価及び討議による評決により、各地区において「地区デザイン賞」該当作品を選出ののち、各地区とも応募作品全数を第一次審査対象作品として送付。

■ 第一次審査 2004年5月27日(木)
宮城県宮城郡利府町しらかし台6-7-1 株式会社日の丸ディスプレー仙台
第一次審査対象作品数 177点[類別/A-1(16)、A-2(29) 、A-3(15)、B-1(26) 、B-2(32)、B-3(37)、C-1(8)、C-2(14)]
審査員:東北/遠藤 弘・桶川 悟、関東/竹内 誠・久田邦夫、中部/林 義雄・奈良間 茂、関西/吉田恵三・石黒一秀、中国/森 一鉱・大庭達敏、四国/岩田功次・多田圭介、九州/梅本幸治w
以上各地区選出審査委員及び宮沢 功会長、井原理安・定村俊満副会長、横田保生専務理事出席
審査委員長:宮沢 功会長
進行・司会:中岡 覚賞委員長、久保 茂副委員長(記録)
審査推進:金田享子・松渕泰典・渡辺太郎賞委員および河野照一・戸田直之東北地区会員
審査方法:採点による評価、並びに討議による評決により第二次審査対象作品(入選作品)各類合計83点を選出。

■ 第二次審査 2004年6月4日(金)
東京都港区浜松町1-14-5 コトブキD.I.センター
第二次審査対象作品数 各類合計83点

委嘱審査員:経済産業省製造産業局デザイン・人間生指システム政策室/日爪直樹、日経BP社日経デザイン画集長=勝尾岳彦、株式会社佐藤晃一デザイン室/佐藤晃一(敬称略)
協会審査員:井原理安・定村俊満副会長、横田保生専務理事、大橋 武・杉田圭司・田口敦子常任理事
審査委員長:宮沢 功会長
進行・司会:中岡 覚賞委員長、久田邦夫副委員長(記録)
集計:矢内・井野口事務局員
審査推進:金田享子・竹内 誠・松渕泰典・渡辺太郎賞委員、蓑原 敢、斉藤浩彦、田中事務局長
審査方法:採点による評価並びに白熱した討議による評決により、サインデザイン大賞=経済産業大臣賞1点、サインデザイン優秀賞5点、サインデザイン準優秀賞8点、サインデザイン奨励賞10点(入賞作品合計24点)、入選58点、地区デザイン賞32点を決定。
■ 特別賞審査
各地区より6件の特別賞候補作品が対象となり、討議を重ねた結果、SDA特別賞=財団法人日本産業デザイン振興会会長賞に1点を選定。
委嘱審査員:財団法人日本産業デザイン振興会専務理事/塚本博志(敬称略)
協会審査員:井原理安・定村俊満副会長、横田保生専務理事、大橋 武・杉田圭司常任理事
審査委員長:宮沢 功会長
進行・司会:中岡 覚賞委員長

以上をもって第38回SDA賞の全審査を終了した。
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