Toru Fujisaka
株式会社バックアップ プランニング
関西地区
専門学校で建築を学んだあと、インテリアデザイナーを志して内装設計会社に就職しました。最初に担当したのは、大規模な展示場のプロジェクト。環境設計は順調に進んでいたのですが、最後に立ちはだかったのが「案内サイン」をどうするかという問題でした。
当時、サインの知識はゼロ。右も左もわからない私は、サイン製作会社の方々に一から教えていただきました。それが、私とサインの世界との最初の出会いです。 ――実に深い! 面白い! これこそ究極の環境デザインではないか! そう感じた瞬間、胸が高鳴りました。そのワクワクした感覚はいまでも忘れられません。
それからというもの、設計と施工に没頭する日々。納品を終えるたびに大きな達成感を味わい、「自分はやれる!」と自信を深めていきました。とはいえ当時、サイン業界はまだ「看板屋さん」と呼ばれ、建設の“雑工事”のひとつと見なされていた時代。それでも経験を積むうちに、より高度なデザイン性を求められる案件が増え、技術や経験だけでは太刀打ちできない「デザインの本質」と向き合うことになりました。
そんなとき、紹介を通じて初めて“サインデザイナー”という職業の存在を知りました。そこから一気に世界が広がります。手描きの図面を卒業し、高価なMacを購入して、グラフィックデザインに本格的に挑戦。いろいろなご縁と先人のおかげで、SDAのメンバーとして活動させていただくまでになりました。
これからは、サインデザイナーという職業が社会にもっと知られ、誇れる専門職として確立されるよう力を尽くしていきたいと思います。サインデザインには、まだまだ広く深い可能性がある。だからこそ、SDAのこれからの展開に――ワクワクッ!。

