銀賞/橋本夕紀夫賞
株式会社スコープ:本田博通
- 所在地
- 東京都
- ディレクター
- SCOPE Inc.:菅健二
- ディレクター
- SCOPE Inc.:本田博通
- ディレクター
- SCOPE Inc.:池田健一
- デザイナー
- 株式会社マルヤマデザイン:丸山智也
- プランナー
- SCOPE Inc.:大井淳二
- アカウントエグゼクティブ
- SCOPE Inc.:篠友一
- 施工者
- 株式会社トーフォーアド
- クライアント
- 株式会社よみうりランド
- カメラマン
- 中村絵写真事務所:中村絵
応募者コメント
エンターテインメント空間での新たな体験を提供するフラワーパークのオープンに際し、その敷地内でのサイン計画となります。 フラワーパークは植物が主役です。サイン計画においても植物に意志を持たせました。敷地内の植物そのものがキャラクターとなり、 四季折々の表情で誘導機能を持つよう計画しました。遊びゴコロでお客様に笑顔になっていただくサインコミュニケーションになりました。当社は発想、アイデアを大切にしてお仕事をさせて頂いておりますが、サインデザインにおいては新参者でございます。受賞を知り、あまりの嬉しさに皆で腕がパンパンになるほど胴上げをしました。この度は、このような賞を頂きまして誠に有難うございました。
特別審査員賞(橋本夕紀夫賞)審査評
何とも楽しげなサイン計画である。透明のガラスに描かれた顔の表情を持つイラストとサインが園内の植栽たちを活き活きとしたキャラクターに仕立て上げている。人は可愛いく擬人化されたものについつい気が惹かれてしまうものである。このサインがあるおかげでひょっとしたら植栽の見方がちょっと変わるかもしれない。ものの見方を変容させながら、周りの環境にも溶け込んでいるこのサイン計画は、単に遊び心だけでなく非常に奥行きと味わいの深いものとなっている。(橋本夕紀夫)
審査評
エンターテイメント性溢れる、見た人をワクワクと楽しませてくれるサインである。細かな部分を見ると、植栽の形が将来成長にともない変化したら? 情報が読み取りずらいのでは? 色々と突っ込みどころは満載なのだが、地と図である、植栽とガラス面のグラフィックを終始一貫キャラクターに見立てた軽妙洒脱な遊び心が評価された。テーマゾーンの施設の情報を文字でなくピクトにすることによって、散策のゲーム性(エンターテイメント性)がさらに高まっている事も心地よい。(渡辺太郎)