銅賞/諏訪光洋賞/高橋俊宏賞/地区賞

株式会社丹青社:山本啓介

所在地
静岡県
ディレクター
株式会社丹青社:山本啓介
デザイナー
株式会社丹青社:安元直紀
プロデューサー
株式会社丹青社:真家聡
グラフィックデザイナー
株式会社トランジットジェネラルオフィス:松尾悟史
建築設計
株式会社日建設計:田中裕大
建築施工
清水建設株式会社
施工者
株式会社丹青社
クライアント
有限会社春華堂
撮影
御園生大地

応募者コメント

着想から5年。様々な提案を重ね、オープンぎりぎりまで議論を交わしてこだわり抜いた施設の受賞に、関係者一同喜びもひとしおです。今まで誰も見たことのない本社ビルとして、そして何より地域や企業との絆を育む姿勢を、ひとつの食卓を共に囲う家族団欒の情景としてダイニングテーブル状の建築に体現しました。街のサインとして意義付けられている建物に呼応するように、施設内のオフィス、銀行、ショップ、カフェといった各機能に対しても、それらを連想する、あくまで食卓にある日常のアイテムをスケールアウトしたオブジェを配置することで直感的にわかるサインとし、世界観の統一を図るとともに、来場者にワクワクしていただける本社ビルを目指しました。

特別審査員賞(諏訪光洋賞)審査評

COVID-19という世界的な厄災の中、街とリアルなコミュニティ機能は制限され損なわれました。集う、楽しく話す、笑って共に時間を過ごす。共同体に欠かせない機会と機能はどうやって取り戻せるでしょうか?「スイーツバンク」はみるだけでワクワクします。楽しい食卓であり、美味しそうな場のメタファー。そして巨大化したにもかかわらず椅子やテーブルとしてデザインの完成度は高くディテールが緻密です。「美味しさ・笑顔・対話」を世界に伝えるデザインです。(諏訪光洋)

特別審査員賞(高橋俊宏賞)審査評

とにかくユニーク! 存在自体がサインデザインの既成概念を打ち破る。春華堂は日本国民みんなが知っている「うなぎパイ」の会社。この新社屋には浜松いわた信用金庫が入る。だからスイーツバンクというネーミング。わかりやすい! お菓子の会社と銀行の異色のタッグの理由は地元にイノベーションを起こそうという意図である。楽しい場所には人が集まる。人が集まれば何かが起こる(起業)。だから見たこともないユニークな場所ができたのだ。人を導くものがサインであるならば、スイーツバンクは地域の未来を導く巨大なサインである。(高橋俊宏)