銀賞

株式会社GKグラフィックス:木村雅彦

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

飛騨市 天生の森と人のプロジェクト

所在地
岐阜県
ディレクション
株式会社GKグラフィックス:木村雅彦
デザイン
株式会社GK設計:鎌田博美
デザイン
風土形成事務所:廣瀬俊介
デザイン
井原恵子
協創
天生高層湿原監視員の皆さま
施工
協業組合高登建設
施工
有限会社彩美社
クライアント
飛騨市河合振興事務所
撮影
株式会社GKグラフィックス:木村雅彦

受賞コメント

このたびは栄誉ある賞に選定していただきありがとうございます。このプロジェクトは、飛騨の深い山中にある自然公園のサイン計画でした。熊による獣害や雪害など、様々な課題に対して、市役所や監視員のみなさんとともに、議論や現場検証を重ねながら進めた成果です。具体的には、複雑な山道において来訪者を安全に誘導しながら、森と人のつながりを伝える意図をもってデザインしました。地元の伝統的な組木技術を活用し、パーツに分割することで、大型機械を使うことなく人が運んで現地で組み立てる設計として、環境負荷を抑え、持続的に管理できるデザインを実現しています。また行政と民間が連携し、飛騨の木の文化と技術を継承する仕組みを作りました。

審査評

飛騨の深い山中で車両も入れない複雑な山道でもあるため、組木技術を使っての持続可能なSDGsな取り組みでもあるが、まさに人が運んで設置し森と呼吸するようなサイン展開でもある、木材は処理しても腐食して朽ちていくが、それも含めて自然と同化することをあえて選択した計画を行政と民間との連携で実現出来たことにも意義があり、今日課題となっている環境負荷問題にサイン計画という視点で取り組めたことが重要な視点であった。(島津勝弘)