金賞
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:沢田耕一
- 所在地
- 東京都
- ディレクション
- 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:沢田耕一
- デザイン
- 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:佐藤俊一
- デザイン
- 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会:髙橋新
- デザイン
- 電通:久保雅由
- デザイン
- 電通:河合雄流
- デザイン
- 電通:江波戸李生
- グラフィックデザイン
- セカイ:井口皓太
- グラフィックデザイン
- 廣村デザイン事務所:廣村正彰
- プロデュース
- セカイ:三上太朗
- プロデュース
- TYOモンスター:羽鳥貴晴
- 施工
- 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
- クライアント
- 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
- 撮影
- 横浜スーパーファクトリー:池澤健太郎
- 撮影
- 横浜スーパーファクトリー:内田智之
- 撮影
- 横浜スーパーファクトリー:永倉航介
受賞コメント
この度は、素晴らしい賞を受賞することができ本当に嬉しいです。この動くスポーツピクトグラムはオリパラ史上初の試みとなります。テクノロジーの進化に合わせて表現も変化すべきと考えました。
動くピクトグラムからもたらされる競技のダイナミズムや興奮を、競技会場の大型モニターやアスリートエントリー、オリンピックチャンネル、TV放送などを通して世界中の観客に伝えたい、そんな思いで製作しました。
1964年の東京オリンピックで初めてスポーツピクトグラムを開発した日本。2020大会においても新たなレガシーとして動くスポーツピクトグラムを開発しました。
審査評
ピクトグラムは言語に頼らず多くの人に意味を伝えられるすぐれたコミュニケーションツールとされている。かつて1964年の東京オリンピックにおいて英語でのコミュニケーションが取りづらい日本人にとって、競技や動作を象徴化したマークによって、案内をしていこうと登場したものが、以降のオリンピックに影響を及ぼし、世界的にもピクトグラムの有用性が知られ広がることになったといわれている。
今回2020東京オリンピックのピクトグラムはその1964年のものをさらに進化させ、高い精度でデザインコントロールされた作品として登場した。3Dで動くモーションピクトは色彩パターンとの組み合わせも絶妙。開会式でのパフォーマンスもあって、サインデザインを身近なものにした功績は大きい。1964年に日本から発信されたピクトグラムが、世界を驚かせたが、本大会では時代に沿った世界に誇れるクールで美しいピクトグラムとしてさらなる次のレベルに進化したと言えよう。(竹内誠)