銅賞/髙橋俊宏賞

株式会社乃村工藝社:松浦竜太郎

ホテルオークラ京都 岡崎別邸

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所在地
京都府
内装ディレクション
株式会社乃村工藝社:松浦竜太郎
内装設計
株式会社乃村工藝社:日野寿一
内装設計
株式会社乃村工藝社:菊地奈々子
建築設計
株式会社三菱地所設計:宿利隆
フォント・ピクトグラムデザイン
サインズプラン:川西純市
茶筒
株式会社開化堂:八木隆裕
竹工芸
株式会社公長齋小菅:小菅達之
西陣織
株式会社細尾:細尾真孝
京金網
株式会社金網つじ:辻徹
茶陶
株式会社朝日窯:松林豊斎
桶指物
中川木工芸:中川周士
施工
株式会社乃村工藝社
クライアント
三菱地所株式会社
クライアント
株式会社オークラ ニッコーホテルマネジメント
撮影
株式会社ナカサアンドパートナーズ

受賞コメント

ホテルが位置するのは朝日が昇る京都の東側であり、新しい幕開けを感じさせる地。また、立地背景となる東山文化からは日本の伝統文化が多く生まれている。そこから導き出した「新時代の京の美意識」をコンセプトとし、伝統工芸の後継者や作家の皆さんに参加していただき新たな試みに取り組んでもらい、共に試行錯誤しながらホテル空間を共創しました。新しい領域に取り組んだ伝統工芸を多くの方に触れていただく場となり、京工芸を未来へとつなぐ取り組みを評価していただいたことを大変嬉しく思います。この場をお借りして、このプロジェクトにご尽力いただいたすべての方々に感謝申し上げます。

特別審査員賞(髙橋俊宏賞)審査評

京都の老舗ホテル別邸のサインはこうあってほしいという実例かと。サインデザインを構成するのは、京都の若き伝統工芸の担い手として世界的に活躍するチーム「GOON」の仕事。エレベーターホールには「公長斎小菅」の竹籠、客室のルームナンバーを灯すのは開化堂の茶筒。サインデザインが伝統工芸であるとこんなにも豊かな空間体験になる。全国各地の伝統工芸が、それぞれの地域のサインデザインの領域に進出すると日本はもっと豊かになると思ったのだった。(髙橋俊宏)