銀賞

エモーショナル・スペース・デザイン:渡辺太郎

所在地
北海道
アートディレクション
エモーショナル・スペース・デザイン:渡辺太郎
デザイナー
エモーショナル・スペース・デザイン:佐野裕次
建築設計(ディレクション)
株式会社久米設計:安東直
建築設計
株式会社久米設計:海老原靖子
建築設計
株式会社久米設計:松谷悟詞
アイヌ文様
ツダスタジオ:津田命子
施工者
株式会社シープ
クライアント
北海道開発局営繕部
カメラマン
グレイトーンフォトグラフス有限会社:酒井広司

応募者コメント

アイヌ文化の継承と創造発展の拠点となるウポポイの中核施設の一つである国立アイヌ民族博物館は、周囲の環境と連続したシンボル性の強い意匠から成り立ち、アイヌの歴史・文化の世界観を感じるアイコン建築となっている。施設内のサインは、広々とした壁面に動きのあるアイヌ文様と組み合わせて映写することにより、環境とともに生き続けてきたアイヌの文化の尊さを表現した。また、光によって表示された情報は、固定化されずに口頭伝承によって紡がれてきた、アイヌ文化の独特な連続性も表している。空間を加工せずに投影されたグラフィックは、アイヌ語を主とした多言語表記を、最適なプログラムで動的に掲出することも可能としている。

審査評

国立アイヌ民族博物館はアイヌ文化の復興・発展の拠点となる「民族共生象徴空間ーウポポイ」の中核施設である。アイヌ語を正面に出すサインの表記からは、アイヌ文化の保護と存続を願う強い意志が感じられる。アイデンティティー形成における言語の重要性を改めて考えさせるサインである。(横田保生)