銀賞
株式会社久米設計:松本健二
- 所在地
- 奈良県
- ディレクション
- 株式会社久米設計:松本健二
- ディレクション
- 株式会社竹内デザイン:竹内誠
- デザイン
- 株式会社竹内デザイン:宇津木啓一
- デザイン
- 株式会社竹内デザイン:顧倩菁
- 建築設計
- 株式会社久米設計
- 建築設計
- 株式会社久米設計
- 施工
- 大光宣伝株式会社
- クライアント
- 五條市
- 撮影
- 後藤充
- 撮影
- スタジオノブ
受賞コメント
五條市と奈良県の行政機能を併せ持つ複合庁舎のサイン計画です。エリア表示の「市」と「県」の文字は古都奈良を意識した「篆(てん)書体」を用いてシンボル化をしました。有機的な丸型のサインは市の特産である「柿」をイメージしています。市や県を象徴する花や葉をデザインパターン化したグラフィックは、階ごとに色を変化させながら空間に彩りを与え、目的地へと分かりやすく誘導します。市民窓口のサインは、古くから五條にある旧宿場町の建物に見られる「うだつ」をデフォルメし、歴史的な街並みを庁舎空間の中に表現しています。この庁舎を訪れる人々に「奈良・五條」の豊かな魅力を感じていただくことを目指してデザインしました。
審査評
市を代表する特産や名所などをシンボルとしたグラフィック展開が巧みである。これらシンボルのパターン構成と配色が絶妙で、杉材の造形が印象的で威風堂々たる庁舎建築との調和を育みつつ、空間のアクセントとして、また市民が親しみを持てる愛らしさがある。多様なグラフィックパターンと表示の明確さなど細部に渡り調整された秀作として評価された。(中牟田麻弥)