金賞/ボー・リンネマン賞

hokkyok:藤井北斗

所在地
東京都
ディレクター
hokkyok株式会社:藤井北斗
デザイナー
hokkyok株式会社:藤井北斗
デザイナー
hokkyok株式会社:大川菜奈
企画
すみだ水族館:柿崎智広
企画
すみだ水族館:百崎孝男
プロジェクトマネージャー
すみだ水族館:山田雅庸
施工者
株式会社ツクリ
クライアント
オリックス不動産株式会社
撮影(静止画)
TOMOOKI KENGAKU PHOTOGRAPHY:見学友宙
撮影(動画)
ポーラーデザイン :畔柳堯史

応募者コメント

「カタチとくらし」は、いきものたちの個性的な生き方を伝える水族館の企画展示です。小さないきものたちは、厳しい自然で生きていくために様々な環境に適応して暮らしています。その自然の中から、いきものが使用している部分(例えば穴やサンゴの高台) をピックアップし、それ以外の環境を単純化することでいきもの動きが際立つような「住まい」を制作しました。 通常、水族館の小さないきものは水槽が小さく数が多いので、一つ一つ細かい解説をつけることがなかなかできませんでした。今回は解説板をなくても、その水槽を見るだけでいきものの暮らしがわかるようなデザインを目指しました。

特別審査員賞(ボー・リンネマン賞)審査評

このプロジェクトは風変わりで、正しい方法で少しクレイジーです。 残酷な考えとも思えるものー生き物を自然の生息地から取り除き、不自然で様式化された環境に移動させるーは、非常に大きなジェスチャーであるともとれます。 突然、これらの水中生物の美しさと不思議、鮮やかな色、ダイナミックな形と動きが、まったく新しい方法で際立っています。 それは、私たちがこの惑星をそのような素晴らしい生き物と共有することができるという事実について、どれほど感謝すべきかを思い出させてくれています。(ボー・リンネマン)

審査評

カタチ(装置)というフィルターを通して“本能や生態を目に見える情報”として発信しているこの作品は、実は太古から生き延びてきた、いきもの達の時間軸のデザイン(姿や営み)とも読みとることができ、それをこの作品はドラマティックに、そして美しくあぶり出している。またこの作品を通してサイン感という解釈が、人為的なものだけでなく自然界すべてに広義的には繋がっている事を感じてしまうのも過言ではないだろう。デザイン賞の審査に携わって久しいが、何年かに一度、このような興奮をともなう素晴らしい作品に遭遇する。(渡辺太郎)