金賞/地区賞
株式会社博報堂ケトル:畑中翔太
- 所在地
- 静岡県
- クリエイティブディレクター
- 株式会社博報堂ケトル:畑中翔太
- アートディレクター
- 株式会社博報堂ケトル:永井貴浩
- プランナー
- 株式会社博報堂ケトル:奥祐一朗
- プランナー
- 株式会社博報堂ケトル:常谷友梨絵
- デザイナー
- アオイネオン株式会社:松尾憲宏
- 施工者
- アオイネオン株式会社
- ビジネスプロデューサー
- 株式会社静岡博報堂:菅野洋平
- ビジネスプロデューサー
- 株式会社静岡博報堂:磯部京子
- クライアント
- 静岡市
応募者コメント
静岡市プラモデル化計画は、プラモデルの全国出荷額の約8割を占める静岡市が、官民一体で取り組んでいる地域創生プロジェクトであり、その核となるのが「プラモニュメント」の設置。市の街並みをプラモデルに変えていくことをコンセプトに、街にあるポストやベンチなどの公共物を組立前のプラモデルとしてパーツ化し、枠であるランナーにはめ込んだ。 誰もがプラモデルを感じられるよう、ディテールに徹底的にこだわり、遊び心にあふれながらも実際に使用できる機能性も兼ね備えている。設置以来、さまざまなニュースやSNSでも取り上げられ、プラモデルのまち、静岡市の大きなPRとなっている。市では今後も街じゅうに設置することで市の魅力を世界に発信していく予定である。
審査評
プラモニュメントという本物を模したものをまた模す「アイコンのアイコン化」という遊び心あふれる発想が面白い。これを見れば、静岡市がプラモデル産業の中核都市であることを思い出さずにはいられないだろう。その表現でもランナーのパーツ番号やスナップフィット形式のダボなど細部にわたる再現があり、このこだわりが静岡市が受け継いできたものづくり精神の本質をよく表している。審査ではグラフィック表現の質を問う意見もあったが、これもこだわりの一つだったのだろう。(横田保生)