釜浅商店 新ビルサイン計画

銀賞

株式会社エイトブランディングデザイン:西澤明洋

釜浅商店 新ビルサイン計画

釜浅商店 新ビルサイン計画

釜浅商店 新ビルサイン計画

釜浅商店 新ビルサイン計画

釜浅商店 新ビルサイン計画

釜浅商店 新ビルサイン計画

所在地
東京都
ディレクター
株式会社エイトブランディングデザイン:西澤明洋
デザイナー
株式会社エイトブランディングデザイン:橘あずさ
インテリアデザイナー
株式会社KAMITOPEN一級建築事務所:吉田昌弘
施工者
株式会社タブ・スタジオ
クライアント
株式会社釜浅商店

応募者コメント

合羽橋の料理道具専門店「釜浅商店」の庖丁売場の新築建て替えビルのブランディングデザイン。
「良理道具とお客様の大切な出会いを導く」をデザインコンセプトとし、印象的なファサードの黒暖簾をアイコンに、店内の誘導やPOPサインにも「暖簾サイン」を展開することで、店舗全体に一体感を持たせています。
お客様の導線を意識した3段階に分けたサイン構成にすることで、どこにどんな商品があるのかをお客様に理解していただくナビゲートとしての役割も果たしています。
これによって、初めて釜浅商店に訪れた人でも商品を選びやすく、また商品への理解を深めてもらうと共に釜浅商店のスタッフの手助けにもなるようなサインとなっています。

審査評

和包丁の柄は鎬や八角形のシンプルな面取り形状だが、実はこの単純さこそがあらゆる握り方に対応している。包丁は一方で、素材、形状、構造などあらゆる細部で拘りの塊だ。この複雑な世界を分かりやすく、しかも拘りの細部に至るまで伝えたいという作者の気概が感じられる。包丁の姿のみの表示など無駄な情報を省いた単純化と、伝えたい個々の詳細説明を両立させたサイン構成は見た目にも切れ味が良く、良理道具を案内するのに相応しい。10年前奨励賞を受賞したブランディングデザインも黒暖簾をモチーフとしたサインに進化して、空間をよくまとめている。(横田保生)