銀賞
日産自動車株式会社
- 所在地
- 神奈川県
- ディレクター
- 日産自動車株式会社:アルフォンソ アルバイサ
- デザイナー
- 日産自動車株式会社
- グラフィックデザイナー
- 株式会社TBWA HAKUHODO
- グラフィックデザイナー
- 株式会社乃村工藝社
- 施工者
- 株式会社乃村工藝社
- クライアント
- 日産自動車株式会社
- 撮影
- 株式会社ナカサアンドパートナーズ
- 撮影
- 鈴木賢一
- 撮影
- 加藤純平
応募者コメント
見えないものが見える。未知の速さで旅する。クルマが街に力を注ぐ。NISSAN PAVILIONはイノベーションが切り拓く未来のモビリティ社会を発信する体験型エンターテインメント空間で、人を中心としたゼロエミッション型サスティナブル施設である。
デザインのモチーフは日産の新ブランドロゴに基づく光の環。建築からグラフィックに至るまで一貫したビジュアルアイデンティティとサインコミュニケーションを試みた。太陽をモチーフにした生命体のように柔らかく光る円形ファサードを抜けた屋内には、車が人、街、社会とシームレスに繋がるモビリティの未来を作り上げた。
審査評
「伝統と革新、そして新しい時代への意思」を象徴した日産の新しいロゴ。これに基づいた「光の環」のデザインモチーフが、フェンス、インテリア、ディスプレイ、サインなど会場を構成する要素に一貫して展開され、アイデンティティを強く印象づける。
最先端技術を応用したいわゆるサイバー型の未来的アトラクションと、相反した会場内の樹木や自然素材を多用した施設、会場エネルギーを自然発電したサスティナブル施設など、新しい時代を拓く日産の姿勢を体感させる。
光により表情が変わるETFEの環状フェンスの造形の美しさや、高精度な環境グラフィックなどトータルに高品質なデザインが評価された。(中牟田麻弥)