SHIBUYA SKY サインシステム

銀賞

株式会社キッチンシンク:川島康太郎

所在地
東京都
アートディレクター
株式会社キッチンシンク:小林洋介
プロジェクトディレクター
株式会社ライゾマティクス:有國恵介
プロジェクトマネージャー
Daichi Sato atelier:佐藤大地
空間ディレクター
赤羽伸哉
デザイナー
株式会社キッチンシンク:川島康太郎
施工
株式会社日建設計
施工
株式会社乃村工藝社
クライアント
渋谷スクランブルスクエア株式会社
カメラマン
吉濱篤志

応募者コメント

SHIBUYA SKY サインシステムにて銀賞をいただき改めて御礼申し上げます。SHIBUYA SKYは渋谷駅の真上、地上229メートルに位置する展望装置。「まだ見ぬ世界を見たい」という人間のコアな欲求を刺激し、さらなる知的好奇心を開くための体験施設です。

サインを計画するにあたり「透明」であることを強く意識し、人間の意識下で静かに作用する存在感のないガイドを目指しました。眺めるという行為を通じ新しい文化が生まれる場にふさわしいサインとはどんなものか。何度も議論を重ね辿り着いた一つの答えです。

今回、高くご評価いただけたことを大変嬉しく思っております。これからの制作の励みとさせていただきます。ありがとうございました。

審査評

再開発により劇的変化を見せる渋谷の高層ビルの展望フロアで展開されるサインであるが、大人で静かな上空を楽しんでもらうために演出されたサインで、コンセプトシートには、「異なるゾーンをシームレスに繋ぎ、意識の流れを静かに促す透明なサイン」とあったが、まさにモノトーンのデザイン展開に光と影の印象的な効果を演出しながら、ファミリーでない大人が静かに楽しめる新たなSHIBUYAを提案しているような美しいデザインである。(島津勝弘)