銀賞
(株)日本デザインセンター:色部 義昭
- 所在地
- 東京都
- ディレクター
- (株)日本デザインセンター:色部義昭
- デザイナー
- (株)日本デザインセンター:山口萌子
- デザイナー
- (株)日本デザインセンター:足立拓巳
- 施工者
- スキーマ建築計画
- クライアント
- 東京都現代美術館
応募者コメント
リニューアル・オープンした美術館のサイン計画です。公園から美術館へと人を引き込む装置のように家具とサインを配置しました。展覧会ごとの様々なコンテンツや、ワークショップ、イベントなど、様々なアクティビティに対して、可動式の什器やマグネットで簡単に更新できるポスター掲示板などで柔軟に対応させています。石と鉄で構成されたマッシブな建築空間に対比するように、座ることもできるコルクの台座やグリッドを配した木製の板など、柔らかい素材を多く用いることで、人と建築を優しく繋ぐ機能も併せ持ったサイン計画を目指しました。
審査評
現代美術館という性格上、様々な企画に沿ったフレキシブルな運営に対応する為、モジュールの展開をシンプルにし、情報や設置方法を固定せず可変/可動式とした事が評価に値する。バウハウスの時代からこのような可変モジュールシステムは既にあり目新しいものは無いが、サインの素材やディテール等に変な色気を出さずに、終始一貫機能性に拘った事が、脇役に徹した飾らないクールさを醸し出し、現代的な軽妙洒脱さを感じる。(渡辺太郎)