銀賞
(株)OKデザイン室:大内 かよ
- 所在地
- 東京都
- ディレクター
- (株)OKデザイン室:大内かよ
- デザイナー
- (株)OKデザイン室:大内かよ
- 空間・会場構成
- サイクル・アーキテクツ:山岸綾
- 施工
- (株)bibariki:鈴木暁生
- 企画・運営
- ATELIER MUJI
- 撮影
- 神宮巨樹
- クライアント
- (株)良品計画
応募者コメント
この展覧会は、良品計画の複合的なデザイン文化の交差点として活動しているギャラリースペースATELIER MUJIにて企画開催されました。
さわってたのしむ小さな読書室。目のみえない子どもたちのために、フランスの絵本工房で手作りされた絵本とさわるポスターの展覧会会場を制作しました。
今回は、一般客だけでなく盲学校や専門施設を通じて目の見えない方々も招待し、実際に絵本に触れて感じるための会場づくりとなるため、導線を促す手摺り、点字のキャプション、点字入りチラシ、音声ガイダンスなど、点字図書館ほか専門分野の方々に幾度もヒアリングを行いユニバーサルな空間づくりを試みました。共に協働し空間を作った関係者、クライアントと共に受賞の喜びをわかち合い、感謝申し上げます。
審査評
人が情報を得るときにその多くは視覚に頼っており、その結果サイン計画の多くは視覚情報である。聴覚によるサインの研究はSDAでも長年やってきたが、触覚系のサインを点字表現を超えて総合的に捉え組み立てた例は少ない。
加えてこの作品では音声によるガイダンスや外国語併記など、総合的にユニバーサルデザインを成立させようとした果敢な姿勢は非常に評価されるものである。(横田保生)