7月27日(木)株式会社シマダネオンにて、ネオンサインの製作現場を見学する工場見学会を開催しました。
繁華街を煌びやかに照らしてきたネオンサインを目にすることは多くありますが、実際に作られている作業を見た方は少ないと思います。
2回目となる工場見学会は、ネオンサインの素晴らしさをサインデザイナーの方々に知って頂くことを目的に、島田氏から技術説明と参加者がネオン管を曲げる体験をしました。
ネオンサインは、ネオン管をデザインに合わせて曲げ、管の中にネオンガスやアルゴンガスなどを封入し、両端から電流を流すことにより発光させます。 美しく均等に発光させるためには、ネオン管の太さを均等に仕上げなければいけません。熱して曲げるだけでは歪んでしまうため、ネオン管にチューブをつなぎ、口から空気を送り込みながら、均等な太さで曲げていきます。空気が多くても、少なくてもネオン管は歪んでしまい、とても難しい技術だと思いました。
封入するガスの種類により、寿命は変わりますが、ネオン管の中の不純物を電圧で除去したり、空気圧の状態を最適にするなどの作業は、ネオンサインを長持ちさせる大切な技術だと島田氏から教えて頂きました。
今回の貴重な経験を活かし、ネオンサインの素晴らしさを伝える活動をしたいと思います。このような有意義な見学会の機会を頂き、島田氏には心から感謝しています。ありがとうございました。
関東地区幹事会 小幡康太