SDA (社団法人日本サインデザイン協会)は、1955年に結成された「関西ネオンデザイナークラブ」の活動が契機となって発足し、1965年に「日本サインデザイン協会(略称SDA協会)」に改名されました。この年よりSDA協会の基幹事業であるSDA賞の第1回公募が実施され、当時東京銀座の夜景を輝かせていたNECの点滅ネオンサインが最高賞の金賞を受賞しました。華やかな大型ネオンサイン隆盛の時代から、サイン建築、サインシステムへと、高度なデザイン力によってサインと環境との調和を問われる時代へと変化していく中で、SDA賞はそれぞれの時代を映し出し、大きな指針となってきました。
1980年代に入ると、CI(コーポレート・アイデンティティ)計画の考え方が日本企業にも導入され、ブリヂストンやNTTなどのサインシステムや営団地下鉄(現 東京メトロ)サインシステムなど、サインデザインのシステム化が盛んになりました。その頃任意団体であったSDA協会も法人化への機運が高まり、1993年に社団法人日本サインデザイン協会(略称SDA)となり、全国組織としてサインのもつ役割と社会的責任の重要性をより強く打ち出すようになりました。
1990年代には公共サイン部門のデザインレベルが高まり、公共機関施設や交通施設などにおいて、利用者にとってわかりやすいサインシステムが計画され大きな成果となりました。一方、商業サインも従来の法規制一辺倒ではない、優れたデザインがおこなわれるようになりました。2000年代に入るとデザインの手法や製作工法にも新たな提案がなされ、より文化的な地域コミュニケーションの拡大がみられるようになりました。
SDA内部の活動では、SDA賞顕彰のほかに受託事業や調査研究事業を、また出版事業として専門誌、会報等も発行しています。全国規模のシンポジウムなども積極的に開催され、会員や一般参加者とのコミュニケーションを図っています。また、経済産業省指導の「日本デザイン団体協議会(D-8)」や「空間デザイン機構」への参加により、デザイン団体相互の積極的な交流を深め、新たなデザインの価値を創出する活動も定期的に進行しています。さらに海外のサイン事情の視察研修などによるサインデザインの質的向上、業界の発展に役立つ活動なども続けています。
技術の進歩や新たな素材の開発などによって、サインデザインの領域は益々拡大しています。SDAでは、サインによる社会貢献の指針を積極的に提言することで、さらなる発展を目指しています。
























































































