金賞/招待審査員賞(アストリッド クライン賞)

ディスポート(株):佐合 恭平

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所在地
岐阜県
ディレクター
ディスポート(株):佐合 恭平
デザイナー
ディスポート(株):佐合 恭平
クライアント
GKのお弁当屋さん
施工者
株式会社エスタディオ・プラッカ

応募者コメント

この度は、日本サインデザイン賞において、金賞及び招待審査員賞をいただき、深く御礼申し上げます。
私の会社は岐阜県という田舎にあり、デザイン業界で言えば、あまりスポットの当たる場所とは言い難く、デザインリテラシーもまだまだ低いのが現状です。
しかし、そんな場所であっても、戦略的にクライアントの「らしさ」を問い、引き出し、伝わるデザインをカタチにし、磨きをかけながら育てていくことを芯に、ブランディングデザインに取り組んでいます。
私自身、サインデザインは情報を正確に伝えることはもちろん、人々に体験してもらったり触れてもらうことで、初めて「生きた情報」となると考えています。予算の大小に関わらず、いかにワクワクするような体験を提供することができるかが、私たちデザインに関わる仕事をする人間に求められることではないかと思います。今後もこの賞に恥じぬよう、尽力していきます。

審査評

営業表示を弁当箱蓋の開け閉めで表現する単純なアイデアが、なぜかとても新鮮に映った。店員が手で弁当箱を開けている様子はユーモラスであり、商家の手代が暖簾を出し入れする伝統的な作法を見ているようでもある。
ブランディングデザインとして未熟な点は散見されるが、デジタルサイネージが主流の可変表示を、毎日の手作業でやってしまう緩い発想に大きな拍手を贈りたい。この店ではきっと手づくりの美味しいお弁当が手に入るのだろう。(定村 俊満)

特別審査員賞 審査評

日本のお弁当箱は、目にした瞬間から語りかけてくる、親しみを覚えるオブジェクトである。お弁当屋さんのサインとしてこれをモチーフにし、さらに、蓋の開け閉めで営業を知らせるというアイデアはこの上なく明快だ。まだ字が読めない小さな子どもにもわかりやすい単純明快なデザインは、シンプルさゆえに本質を捉えたスマートユーザーインターフェースで脱帽ものである。優れたサインのお手本ともいえる素晴らしい表現のBENTOのように、すべてのサインが瞬時にコミュニケーション力を発揮するようになる日が来ることを願っている。(アストリッド・クライン)