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2010.02.09 東北地区 山形県立米沢工業高等学校 専攻科

東北地区 サインセミナー「SIGN DE SIGN 2」開催

2月9日(火)山形県立米沢工業高等学校 専攻科の夢創工房内にて「SIGN DE SIGN 2」と題して、まち・サイン・モノづくりを考えるセミナーを開催しました。
昨年11月に開催したセミナー終了後、生徒達の率直な意見として、「何でもサインになるの?」「サインの仕事をもっと具体的に聞きたい」など、自分の説明の下手さと一回だけでは伝えることが難しいことを痛感しました。そこで、専攻科の情野勝弘先生にセミナーの継続をお願いし、引き続き東北地区から遠藤弘氏・竹田正樹氏と関東地区から松渕泰典が参加しました。
はじめに遠藤氏から「まちづくり」について、まちのシステム・まちに興味を持つことの大切さなど。次に竹田氏から「サインづくり」について、雲が動くサインができるまでの過程と人のつながりの大切さなど。最後に松渕から「ものづくり」について、駅案内サインのデザインコンペや筺体色の選定理由と現場の大切さなど、前回からの疑問点に対して、それぞれ話しました。
セミナー終了後、生徒達と軽い食事をしながら、サインやデザイン・仕事に対する疑問点など様々な話しをすることができ、よりサインを理解してもらう有意義なセミナーとなりました。山形県立米沢工業高等学校の専攻科の情野勝弘先生、色々と調整をして頂き、ありがとうございました。
この機会を通して、東北地区と専攻科の生徒達と協同で、地域に貢献できる活動を行い、東北地区の活性化を目指したいと思います。

レポート:関東地区 松渕泰典

2月9日(火)東北地区から遠藤弘様・竹田正樹様と関東地区から松渕泰典様より、山形県立米沢工業高等学校 専攻科の教室があるNPO法人夢創工房にて「SIGN DE SIGN 2」をテーマにセミナーを開催して頂きました。

「サインデザインと町作りの関係」についてお話して頂いた中で、当初、「サイン」という響きだけで都会的なイメージを持ち、おしゃれで無機的、そして自分たちとはかけ離れたものであり、「町作り」とは一部の人が町の一部を変えるという認識を持っていました。しかし、今回身近なところから始める町作りや、サインが商品としてできあがるまでの経緯について講義して頂いたことで、「サインと町作り」が密接に関係しており、誤った認識をしていたことに気付きました。特に、その土地に住んでいるからこそ感じるものが、デザインをする上で一番の素材であり、それを使った町作りを、地元の人が中心になって実行していくことが大変重要なことだと知りました。また、近頃ではスーパーなどで生産者の顔写真を表示しているところが増え、これまでの商店の姿である「対面式」に戻りつつあるということも教えて頂きました。確かに、言葉で「安心品質」と大きく表示されているより、ただ生産者の顔写真が添えられているだけで安心することができます。このことから、サインとは言葉を使わずにメッセージを伝えることができるのだと思いました。

次に、「雲が動くサイン」と「JR発車案内サイン」ができあがるまでの経緯についてお話して頂きました。公共性が高く、不特定多数の人がそれを見て情報を得るため、誰が見ても一目でわかるサインにすべく、デザイナーや技術者、実際の利用者や管理者など数多くの人が携わってできていることを知りました。また、普段何気なく目にしているサインが、色や書体、レイアウト、素材に関しても「なぜこれを用いるのか」という理由を説明するために、色彩心理や素材、加工方法などの知識も必要であると思いました。また、今回は塗装の色を選ぶためのサンプルや、コンペティションに出すために検討中である試作をお持ち頂き、実際に触れ、写真だけでは伝わらない、素材の感触や実際の色あいを感じることができる貴重な体験をさせて頂きました。さらに、普段お聞きすることのできない「失敗談」についてもお話して頂き、スランプの対処法や、モチベーションの保ち方などを教えて頂き、それらの経験より「謙虚であること」、「想いを貫くこと」、「実行に移すこと」などが重要だと教えて頂きました。

今回で2回目ということもあり、当初イメージしていたサインデザインの考え方をより身近なものとすることができたように思います。サインとは決して無機的なものではなく、多くの人が携わり、利用者を第一に考えて形にする、とても人間味のあるものだと思いました。また、想いを形にするためには多くの経験や知識が必要であり、日頃から好奇心を持ち、身近な物対して「なぜこの色を使っているのか」など疑問を抱き、「景観に馴染んでいる」「温かみがある」など感じることを大切に、まずは考えたものを実行に移し、チャレンジすることが必要だと感じました。今後は、セミナーで得たものを学習に活かし、地元に貢献できる「物作り」を実践していきたいと考えています。

レポート:山形県立米沢工業高等学校専攻科 生産技術コース・生産デザイン分野 情野浩子

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