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SDA賞SDA賞

第38回(2004年)SDA賞 受賞作

審査評

宮沢 功
社団法人
日本サインデザイン協会会長
今年のSDA賞応募作品の傾向は、最近の時代的な傾向を受けて表現方法、情報の考え方についての新しい試みの作品が目についた。文字や絵図を主体とした静的な情報の考え方から光や動き、あるいは時間経過の中での情報について取り組んだ例が印象的であった。『LANVIN BOUTIQUE GINZA』『滋賀銀行京都南支店』『ルネ青山支店』『テレビ朝日リアクティブアイデンティティ』『IPEC21 2003フィールドフォー・デザインオフィス+清水建設ブース』等がそうである。『滋賀銀行京都南支店』『ルネ青山支店』は建物のファサード自体を光りとその変化によってランドマーク化し、周辺環境に対しても美しく楽し気な快適性を与えている。『テレビ朝日リアクティブアイデンティティ』は放送という企業の新しいコーポレートイメージの表現にあたって、固定的なイメージ表現でなく動き、変化をコーポレートイメージ表現の主体として表現した点が優れている。『IPEC21 2003フィールドフォー・デザインオフィス+清水建設ブース』はブースに参加する人々の変化が分かりやすい形でブースの表情を変え、その変化が新しい情報として機能するという時間の経過を情報表現の要素として取り込んだところが面白かった。
一方、従来の固定的な視覚を主体としたサインデザインも重要で、完成度の高い作品も多い。中でも『佐賀市健康運動センター施設空間デザインシステム開発』は施設の多様な機能空間に対してその特性を表現しながら、完成度の高いサインデザインとなっている。
この作品は『LANVIN BOUTIQUE GINZA』とSDA大賞を争い、票が半分に分かれ委員長裁決となったものである。
『LANVIN BOUTIQUE GINZA』はランバンの旗艦店としてのデザイン表現の斬新性、店内イメージと外観イメージの一致性、光による時間の変化の取込み、そして新しい技術によるイメージの表現等が評価された。が、大賞を決めるにあたっての判断はとても難しく最後まで迷った。結果としてかなり成熟してきた従来のサインデザインに対して、新しい情報表現とそれに対する姿勢、その完成度に対して決断した。『世界グラフィックデザイン会議・名古屋』のサインシステムは単純で明解な表現とアイデアに富んだ仮説サインの展開が、視覚情報伝達の原点的作品として評価したい。
それから準優秀賞となった『アイランドシティ港湾施設デザイン』は従来、一般の目に触れることの少ない都市施設、空間に対し優れたサインデザインによって、その施設・空間の機能や性格を魅力的なものとして伝達したことが評価できる。
今年の傾向は、社会全体のデジタル技術進歩の状況が、今までの静止情報主体から、携帯電話や電子系情報端末等、可変媒体による情報伝達の可能性を示している。
又、今年のSDA賞特別賞は、坂野長美氏の1977年からのサインズ・ジャパン誌、『SIGN DESIGN 人と作品』『サイン・景観レポート』及び、その他の長年にわたる取材、執筆活動によるサイン業界、社会へのサインデザインの理解、啓蒙、文化的位置付けなどの貢献に対して贈られた。
勝尾 岳彦
日経BP
日経デザイン編集長
SDA賞の審査会に出席すると毎回、「サインデザインとは」という根源的な問いを強く意識する。そして、時代や社会の変化に伴って、サインデザインのあり方そのものが現在どのように変わりつつあるのか、今後、どのような方向に向かっていくのかについて深く考えながら審査に臨むことを要求される。
今回SDA大賞を受賞した「LANVIN BOUTIQUE GINZA」についても、審査委員の間で「サインデザインとは」について白熱した議論がなされた。
ブルーの外壁にうがたれた無数の窓から差し込む光が演出する、ほかに類を見ない空間そのものが醸し出す象徴性やメッセージ性は、審査員全員から高く評価された。
その一方で、空間そのものの記号性のみで大賞に該当するのか、この空間と「LANVIN」というブランドとの関係に必然性はあるのか、サインデザイン協会の大賞として、より理解しやすい事例を評価した方がよいのではないかという意見が出された。これらの議論は、サインデザインという概念の捉え方に、専門家の間ですらもかなりの幅が出ている状況を反映するとともに、今後のサインデザインのあり方そのものに対する、本質的な問いをはらんでいたように思う。
また、今年の受賞作品の傾向として顕著なのは、「インタラクティブ」な仕掛けを盛り込んだ事例が増えてきた点だろう。SDA優秀賞の『ルネ青ビル』、SDA準優秀賞の『テレビ朝日リアクティブアイデンティティ−変化するロゴサイン−』や『東京モーターショー トヨタブース サイン計画』は、今後のサインデザインの計画の中に、時間軸を盛り込んでいくことがますます重要になってくるであろうことを示唆している。
佐藤 晃一
グラフィックデザイナー
サインデザインには「管理」という側面があるように思う。
それぞれの発想の中に、人々の視線と動線を合理的に管理運営してゆくシステムが必要だからである。ポスターなどのデザインを考えるときは「コミュニケーション」という言葉で考えていたことだったが、サインデザインの審査に参加してゆくうち、管理という言葉が浮かんだのである。なんだか非人間的で言葉がキツイのだが、今日の社会をリアルに感じれば「管理」の方がかえってスッキリするところがあり、分析もシャープにできそうだ。
優秀賞に選ばれた『佐賀市健康運動センター』は建築からサインまで同じデザイナーが同時に発想したかのように有機的に一体化し、管理型の典型的なもので、知的な職人技の冴えを感ずる。建築との一体感という意味では同じだが、『アップルストア銀座』では、建築と連続的に一体化しているのではなく、切れたところから、いわば取って付けたように見せているところがクールで、超・管理的といえよう。これらの管理型の洗練が今後ますます進んでゆくことになるだろう。
いっぽう、私が最も推したのは『LANVIN BOUTIQUE GINZA』である。この子供のように大胆な発想は管理の厚い壁に風穴を開け、グラフィカルであると同時に彫刻的であり、神秘的であると同時にテクニカルであり、まるで銀座通りに森が出現したかのようである。こんな新しいデザインが出てくるかぎり、私たちは街に出かけて行く理由がある。同じ通りに管理の見事なサインと、「そんなことは知りません」という顔をした「野生」が並んでいる・・・その豊かさがいいと思う。
井原 理安
社団法人
日本サインデザイン協会
副会長
SDA賞も第38回を迎えると以前にもましてサインの分野、領域が拡大され色々な優れた作品が集った。しかしながらその評価にあたっては審査する側の評価軸、視点を明確にして審査に対応しなければならない状況にきている。
このことは審査に対する現在の評価基準、審査方法では、かなり難しいところが感じられる。作品そのものの総合評価よりも、突出した一部のデザインなり、ディテールが高く評価され、サイン本来のもつ機能性や情報性がややもすると軽減視される傾向であってはならない。しかしながら今後、サインの領域は色々な分野でその垣根が取りのぞかれた作品が多くなることはまちがいない。そういう意昧でも(社)日本サインデザイン協会としてSDA賞に対する方針をクリアにして分かりやすく、誰しもが理解しやすい評価が出来るよう努めなければならない。
今年度の『LANVIN BOUTIQUE GINZA』であるが、佐賀市健康運動センター施設空間デザインシステム開発の作品と評が分かれ白熱した議論の中でも決定にいたらず、審査委員長に最終決定をゆだねた。たしかに『LANVIN BOUTIQUE GINZA』の得点は高かったが、店舗外観デザインの記号性、演出性や、壁画の円筒型への樹指注入技術などデザインのユニークさ、設計施工の技術方法は評価できるが…。
同じ銀座にある、『アップルストア銀座』の屋上サインや外壁の企業アイデンティティをきちっと表現された外観デザインも優れている。
『アイランドシティ港湾施設デザイン』の作品は日頃、私たちが訪れることのない施設だが、そこで働く人達や見学者のためであるように安全な通路空間と危険な空間、場所ヘカラーリングによりトラフィックデザインされているが、この様な施設や環境に優れたデザインが多くなることを期待したい。『日テレTOWER Studio Graphic』の作品もドットのダイナミックなカラーリングでそれぞれの空間を演出し心地よい。
最後に第38回SDA賞に入賞入選された皆様おめでとうございました。
定村 俊満
社団法人
日本サインデザイン協会
副会長
数年前から審査の評価基準が問題提起されている。私にとって今回はその最後通告を示されたような審査だった。
『LANVIN BOUTIQUE GINZA』と『佐賀市健康運動センター・施設空間デザインシステム開発』の対照的な2 作品が個人的には大賞候補として残った。『LANVIN BOUTIQUE GINZA』は独創的な発想とユニークな施工技術で大いに目を引いた。『佐賀市健康運動センター・施設空間デザインシステム開発』は着実な情報計画性と安定したデザインに好感をもった。
私の中ではこの2 作品に優劣をつけることはできなかった。そこで審査終了後ではあったが、SDA賞の評価基準を改めて確認し、審査の復習をしてみた。1)造形性/作品の美しさ、表現力などの造形力について評価する。2)情報性/ユーザーとの関係、意昧や効果などの情報計画力を評価する。3)先進性/作品の美しさ、独創性などの先進性について評価する。4)社会性/環境との調和、指導性、社会的意義などについて評価する。という4 項目の評価軸がSDA賞では設定されている。2つの作品はこの段階ではそれぞれ2勝2敗のタイである。そこでこの4 項目のプライオリティーを考えてみた。サインの作品としてのプライオリティーと、建築作品のプライオリティーはおのずと違ってくる。もちろんインテリアや商環境とも違う。しかし評価基準にはこの規定はない。したがって評価者がどう判断するのかという個人の視点の問題になるが、これはつらい! しかし、実はここが大事なところだ。
そこでもうひとつ、SDAの意味、つまりサインデザインの定義について考えてみた。これは今進めているSDA ビジョン会議のテーマのひとつでもある。この定義は「サインデザイン=空間の中の情報計画」という言葉に集約されつつあり、いまのところ誰からも異議は聞いていない。つまりサインデザインとは「情報計画」なのであり、SDA賞ではサインの「情報性」を最優先に考えたいという結論をもった。
ここまで述べた内容は私論である。作品の評価を託された者は示された評価軸をベースにしつつ、蓄積された経験とそれぞれの造形感、さらには人間としての価値観などを総動員して作品に対峙し、総合的に評価を下す。けっしてひとつだけの物差しで定量的な測定をするわけではない。
しかし、協会としては評価理由を社会に対して解りやすく説明する必要があり、それが義務でもある。
SDAとして、他のデザイン領域とは違う評価の視点や、プライオリティーを明確にすることは、SDAの社会性や存在意義を明らかにすることでもある。ウエッブやナビゲーションなど、今後ますますサインの領域が拡大していく中、早急にSDA賞の評価基準を再整備する必要がある。
横田 保生
社団法人
日本サインデザイン協会
専務理事
SDA賞の応募作品の質は年々向上し、これはいかにもまずいなという作品は、今では姿を消した。一方で、感動するような突出した作品が見えなくなったのも事実である。
どの作品も定の体裁を保ちつつ、全体から見れば均質なレベルに収まっていたと言うのが今回の審査の印象である。
このような状況は、一般的に成熟期に現れるのだろうが、むしろサインデザインの発展が停滞して、時代の動きについていけないでいるように見えるのは私だけであろうか。ほとんどの作品は既存の構造、骨格を利用して構築されており、急速に新陳代謝を繰り返している現代において、この時代を反映するような、あるいは、これからの時代を切り開くためには是非とも必要だと感動させるような新たな価値を提起する作品は見あたらなかった。
『LANVIN BOUTIQUE GINZA』がこんな中で魅力的な表現を見せてくれたのはせめてもの救いであった。都会の喧噪の中に突如として現れた抽象的木漏れ日空間は美しく鮮烈な印象を作り出しており、透明樹脂を見事に嵌め込んだ新技術の裏付けも頼もしい。かつて工ントランス庇やルーバーから漏れ落ちる陽光と陰によるパターンをうまくサインに取り入れた例があり、構造的にはこれと変わりがないが、展開する空間を店舗内に限定することでその効果が高められている。
逆に言えば、この木漏れ日は、外からは恩恵を受けることが出来ない店舗内という限られた私的空間であるから成立しているとも言えるわけだ。私はこのようなサイン表現がハードルの多いパブリックスペースで早く成立されることを期待している。そうすれば、もっとすんなり大賞に押すことが出来ただろう。
サインの大きな特性の一つは、景観を形成する事の出来る要素であり、しかも印象の強い重要な要素であることである。そして、そこに置かれるサインが行政の設置する公共サービスの一環であろうと、商業を目的にした私的なものであろうと、パブリックというキャンバスの中に置かれることに変わりはない。私的広告といえども景観の中に置かれる限りは、その質が常に問われていくわけだ。
特にその表現において今回の大賞に見るような優れた例が、数多く展開されれば、世の中はもっと良くなる。
大橋 武
社団法人
日本サインデザイン協会
常任理事
今年の応募点数は昨年よりやや減少したが、概ね完成度が高く質面でカバーした感が強い。とくに上位入賞作品にその傾向が見られ、最終の大賞候補選定に際しても容易に甲乙が付けがたく難航した一幕もあった。
主な作品評として、大賞に選ばれた『LANVIN BOUTIQUE GINZA』は、銀座の最良の立地条件を活かしてファサード全面にピンスポットを配し、あたかも通行者が店内を覗いて見たくなるようなウイッ卜あふれるお酒落感覚と夜間ビジュアル効果の演出で票を集めたのではなかろうか。
また、優秀賞の『佐賀市健康運動センター施設空間デザインシステム開発』は、多岐にわたる施設を明確なガイドの機能性に格調高いテクニックが付加され、この種の作品群のなかでは傑出していた。
『滋賀銀行京都南支店』は周辺環境にマッチした瀟洒な建物に夜間はモザイク模様のライトアップ効果が地域住民に親しみと好感度を与えた成功例と言えるだろう。
『アップルストア銀座』は、白色に統一したブランドが高品位のメッセージ性とクリーンな企業イメージを表し極めて爽やかな印象を受けた。
そして特別賞は、全国6点の推薦候補の中から、坂野長美氏の『サインズ・ジャパン』の執筆活動に対し、氏の長年にわたる地道な研鑽と取材・執筆を通じて業界への多大な功績が高く評価され衆議一決で受賞が決定した。
終わりに、審査に臨んで気づいたことを付記したい。
十年以上も前の事と思う。銀座の1文具店のゼムピンを象った店頭サインが大きな賞を獲ったことがある。
このように街では一小型サインの中にも新鮮でユニークな作品を発見することがあるが、地域でこれらの小品にもっとスポットをあて底辺を広げられないものだろうか。最近はともすると、システマティックにまとめられた公共サインに評価が集まりやすく、大が小を制する傾向が見受けられない事もない。
今後、商業サインのさらなる活性化をめざすためにも関係者の一考を望みたい。
杉田 圭司
社団法人
日本サインデザイン協会
常任理事
本年度のSDA賞特別賞はSDA参与の坂野長美氏の『サインズ・ジャパン誌執筆活動に対して』に決定した。
おめでとうございます。長年SDA活動に対しても貢献著しい方であり、常に精力的な取材活動による的確な論考は定評のあるところである。
今回の受賞は当然であると風われるが、中部地区としては高橋英次氏の中部地区を対象とした「REX JOURNAL」展示文化研究所の活動と100号発刊に対して推薦をした。
高橋氏の中部地区に於けるデザイン及び展示関連の木目細かい取材活動と、様々な情報提供は業界の中でも大変評価が高く推薦に値すると判断したが、坂野氏の全国的な活動歴とSDA関連の実積と比べて、今回は見送られる事となった。
他には、アメリカ人建築家ジョン・ジャーディ氏の日本に於ける活躍と『なんばパークス、パークスガーデン』に対して推薦があった。ジョン・ジャーディ氏の数ある複合商業施設に対しては賛否両論あり、話題を賑わせたが受賞には至らなかった。
しかし都心の屋上ガデンスペース構想は、街に潤いを創る提案として今後も一層必要とされる提案であろう。
今回私として最も高く評価した作品、C類優秀賞受賞の『世界グラフィックデザイン会議・名古屋』のサインデザインについて記したい。
昨年10月イコグラダ・世界グラフィックデザイン会議が名古屋国際会議場で開催された。その一連のデザインツール及びサイン計画は大変レベルの高い仕事であった。バルーンを使用した大変ユニークなサインが目立ったが、このサイン計画について「簡単に設営でき、直ぐ撤去できる」「終了後、大量のゴミが発生しないこと」「グラフィックデザインのシンボルとしてふさわしい」をコンセプトに制作されたユニークなサインは、会場最寄りの駅から会場までの誘導サインはTシャツに取り外し可能な矢印をつけたボランティアによる誘導案内システム「矢印隊」を新しい試みとして導入したことであり、そして直ぐに移動、設置と撤去のできるバルーンサインの採用である。又このバルーンの球形と赤の色彩を中心にしたビジュアルで統一されたデザインシステムは、大変美しく大成功であった。
又この国際会議は世界49カ固から3,800余名の参加者で最大規模のデザイン会議となり大成功を修めた。
この作品は最後までグランプリを競ったが、僅差で逃したの大変残念であった。
田口 敦子
社団法人
日本サインデザイン協会
常任理事
平成15年末、景観法が施行されることになり、景観整備か行政の施策の大きな柱のひとつとして、さまざまな取り組みが進むことに注目してゆかなければならない時代です。
我々サインデザインの仕事に携わる者として公共サイン、商業・企業サインのデザインに求められる景観への配慮への期待が一層強まることを覚悟しなければならないことになりました。屋外広告物法では、[美しい景観]を目的に置きながら、デザインの質を問いかけることのない内容に対するもどかしさを感じ、そこに安住してきたことへの反省があります。そのうえ一元的な見方によるサインメディアの悪者論がまかり通り、景観の論議では必ずと言ってよい程槍玉に挙げられてきたものです。今後は景観法の下に、サインデザイナーは景観整備の作業に事業者としての立場から(時には住民の目を持って)積極的に参加し、サインメディアを造形牲を高めることによって景観の形成要素としての可能性を示してゆくことが期待されています。
それらの活動の結果がサインデザイン賞の応募作品に反映されることでしょう。すでに、これまでにもサインデザイン協会では都市景観のなかでの商業サインの在り方について多くの発言を行い、サインデザイン賞の審査においても、景観への配慮が評価の視点として確立することで受賞の意味合いが深めることが目指されてきました。
本年の大賞受賞作品の『LANVIN BOUTIQUE GINZA』はじめ、優秀賞『滋賀銀行・京都南支店』、『アップルストア銀座』等、建物デザインが優れて現代的なフォルムによるサイン性を認められ、地域のランドマークとして景観形成に寄与し、地域の景観の価値を高める効果を持つものとして、近年増加したこの領域の今年も受賞しているのは時代の要請に敏感に反応していることからくると考えます。
しかし、本来問題担っている商業サインの分野が、相変わらず応募が少なく、今後に期待することとしいたします。
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