関東地区 第87回東京サロン SDA出前授業を行いました

 平成25年10月5日(土) 10:30〜16:30

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 関東地区のSDA出前授業は、デザインを学ぶ学生に「サインデザインについてもっと知ってもらおう」という趣旨で行っています。
 今回で2回目となる出前授業は、羽田空港第2ターミナルビルで行いました。学生は昨年に引き続き東洋美術学校のクリエイティブデザイン科の1年生60名と3年生の有志の参加がありました。
 羽田空港のサインは、その複雑な動線や他交通機関との接続など、普段サインデザインに従事している幹事会メンバーにとってもかなり難解な舞台です。そこで、空港を管理する日本空港ビルデング(株)様のご協力のもと、事前の勉強会を行い当日に備えました。
 授業は、午前と午後で各4班に分かれ、1班につき幹事会メンバーが2名で引率するかたちで行われました。
 内容は、3つあるターミナルの説明から始まり、「出発」と「到着」の利用者が迷わないためのカラーコードを伴う誘導サインや羽田空港特有のモーションピクト、その他のサインの種類と環境デザインと関係するファニチャーなどの見学です。
 「ちゃんと聞いてもらえるかな?」という多少の不安を持ちながら始まった授業ですが、難しいテーマにも関わらず、学生たちはメモを取りながら講義に耳を傾け、「ココ!」というポイントでは多くの反応があり、講義する側としても手ごたえを感じました。学生のみなさん、ありがとう!
 最後は、「星屑のステージ」という名称の屋上デッキにあがり、ターミナル名の巨大チャンネル文字、出発階と到着階を分けた建築、ハイブリッド滑走路など羽田ならではの施設を見て、記念撮影で終了となりました。
 これを機に少しでも多くの学生がサインデザインに興味を持っていただければ、SDA関東幹事会としてこれほどうれしいことはありません。また、羽田空港は、SKYTRAX社の国際空港評価で世界第1位を受賞しただけあって、貼り紙サインもほとんどなく、とてもきれいな環境で授業を行うことができました。この場をご提供していただいた日本空港ビルデング(株)様に感謝申し上げます。
参加者:70名
レポート:関東幹事会 竹内征也

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