九州地区 出前授業「スクールキャラバン in 防府2013」に参加しました

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九州地区普及活動
出前授業「スクールキャラバン in 防府2013」
開催日:平成25年8月10日(土)、11日(日)
場所:山口県防府市「ピア天神」

 九州地区では普及活動のひとつとして、関連団体との合同活動を行っている。その目的は、SDAの活動を広く伝えることともあるが、主には他のデザイン団体との総力をもって、社会的な課題に取り組むことである。
 今回は、九州地区が会員であるFUKUOKAデザインリーグの育成事業「スクールキャラバン」にSDAから4名の講師を派遣、他には、JAGDA、JCD、JIAから7名、総勢11名の講師が山口県で遠征授業を行った。対象は、山口県防府市の中学生60名、地元大学の学生ら20名がアシスタントとして参加してくれた。
 テーマは、私たちの夢のまち「人・まち元気、防府」をつくる。古くはまちの代表的施設である防府天満宮を中心に栄えていた。かつて参道にあった土産物屋も少なくなり、市街地中心部にある商店街は、時代の流れとともに大規模店舗におされ元気がない。そこで、市内の5つの学校から集った中学生で「我まち」の将来を考え、アイデアを形にした。
 地域を「観光拠点」「文化交流拠点」「商店街」「交通拠点」の4つのゾーンを設定。それぞれをつなぐライトレールを走らせた。観光拠点の天満宮チームでは、勾配がある天満宮まで年配者や移動が困難な人も容易に楽しく移動できるロープウェイが設置され、土産物店チームは天満宮の梅をモチーフにデザインされた店舗やオリジナル土産の開発がされた。防府が生んだ詩人山頭火の通学路は、緑豊かな並木道で俳句が楽しめるサインや親水公園も現れた。商店街では市民が集えるコミュニティ施設もつくられた。市の玄関口防府駅前の樹木はみかん、来訪者をみかんの香りでもてなし、アートストリートへと続く工夫がされていた。彼らは既成概念にとらわれず、新たな防府の魅力を発掘し、すぐにも実現できそうなアイデア満載であった。
 10日の授業は、構想からデザイン、模型製作までを5時間で完成、最後は中学生によるプレゼンテーションでしめくくられた。
 11日は、市民を対象としたまちづくり講演会「ユニバーサルデザインでまちが変わる」が開催され、SDA会長の定村氏、富士通の加藤氏が講演された。
 最初は戸惑う中学生が、アイデアが徐々に形になるにつれ生き生きした笑顔になってくる頃には、我々講師はヘトヘト。しかし、その笑顔が我々を支え活力を与えてくれた。

レポート:中牟田麻弥(九州地区)

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